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★おっちゃんの髄膜炎(疑ヘルペス脳炎)


おっちゃんは髄膜炎になりヘルペス脳炎を疑われました。
おっちゃんにとってはとてもとても大変な出来事だったけれど、
糖尿病合併症の中に「髄膜炎」「ヘルペス脳炎」は存在しません。
この点はご了承下さい。

ヘルペス脳炎って?! ( 単純ヘルペス脳炎 )
「単純ヘルペスウイルスの感染による脳炎で、どの年代にもおこるが、とくに成人に頻度が高い病気。日本では年に約200例という発症頻度」
(kotobank ネット百科事典より引用)


実は、その病気になった本人が良く解かっていません(汗)。
ちまたで「脳炎」と言う言葉で良く聞くのは「インフルエンザ脳炎」とか「日本脳炎」ですよね。
でも、医療従事者の方達が「脳炎」から連想するのは「髄膜炎」とか言う言葉らしいです。
とにかく、ここのページを読んでもらえば解かってもらえるかな?と思ってます。


このページの目次 (項目をクリックするとそこに移動します)
◎症状
◎発見から入院
◎入院中の様子
◎医師の診察と診断
◎退院後の経過と様子

◎症状
〜発熱・頭痛・嘔吐・けいれん・意識障害〜
おっちゃんの場合は、発症のひと月ほど前から37度ちょっとの微熱が出ては下がりを続けてました。発症の10日前くらいからの記憶が所々抜けていて、発症の二日前からの記憶がまったくなくて、入院後しばらく経ってからようやく断片的な記憶が残ってます


◎発見から入院
これは全部聞いた話で、おっちゃんには全く記憶がありません。
たまたまその日、連れ合いが外出先から何度も自宅に電話をかけたのに家にいるはずのおっちゃんが電話に出なかったそうです。心配になった連れ合いは友人に「様子を見に行って欲しい」と頼みました。
自宅で倒れているところを友人に発見されて救急車で病院に運ばれ入院。病院に運ばれた時には38度の熱があって意識不明。しかし低血糖昏睡ではない・・・・・
病院では「脳梗塞??それとも髄膜炎?!」と疑って色々と検査を続けたらしいです。5日間ほど意識不明(最初は痛み刺激にも無反応)で、6日目にようやく問いかけに反応したらしいです。
CTスキャンやMRI画像検査、脳波検査、脊髄液検査を受けて「髄膜炎疑いで検査したが該当しない。疑がわしいのはヘルペス脳炎」と診断されました。

「ヘルペス脳炎」
実は結構やばい病気でした。
30%〜50%の死亡率で、助かったとしても重症な後遺症が残る事が多いそうです。
幸い、おっちゃんは40日ほどで退院できました。今こうして元気でいるのは奇跡に近いと
言っても良いかも知れません。

◎発見から入院、に戻る このページの先頭にもどる


◎入院中の様子
おっちゃん自身は後から聞いた話なんだけど、結構笑えます。
家族は深刻だったんす。「 ダメかも知れない・・・ 」と覚悟したらしい(汗)

入院当初は手足の突っ張りや硬直があったそうです。
入院からしばらくの間、問いかけにはまったく反応しない。。。動きもしない。。。
両親と姉貴夫婦が田舎から来てくれたけど、おっちゃんは当然知らずにスヤスヤ・・・
入院から四日目には少しずつ動き始めて五日目にはベッドの上でかなり暴れていたらしく、
「 暴れて点滴も抜けそう。ベッドから落ちるほど動き回るから最悪抑制しても良いでしょうか 」 と連れ合いに打診があったそう。。。
そんな打診があった翌日、看護師さんの「おっちゃん、おはよう」におっちゃんが返事をした!!
看護師さんよほど嬉しかったらしく、涙ぐみながら連れ合いに報告してくれたそうですわ。
うんうん、、看護師さんありがとう、、連れ合いも飛び上がって喜んだそう。。

ただ、「挨拶に返事した」からと言って会話が成立するわけでは無く・・・・・
問いかけにも無反応だったり反応してもうなずくだけで返事はしないし「〇▽×って言ってごらん」とうながされると何回かに一度は「□◎△・・」と応えるけれど、自分からはしゃべらなかったそうな。
家族は少しでも頭を刺激しようとしたのか、センセがおっちゃんにしてた質問をまねて 「 今日は何月何日?何曜日?ここはドコ? 」 と質問を繰り返して、その都度 「 今日は▲月◇日の月曜日、ここは〇〇病院の病室 」 と教え込んだらしい。

そいで何日か経って回復して来たおっちゃんに 「 ここはドコ? 」 と質問したら、「 便所! 」 という返事が帰ってきて家族は笑うと同時に 「 一筋縄ではいかない・・・ 」 と覚悟したそうな。

記銘力障害
新しく物事を覚え込む能力の障害だそうです。
担当の医師や看護師さんの名前をいくら教えても覚えられなかったそうです。
ま、質問された事自体をおっちゃんは覚えてないんだけどさ♪

「問いかけには反応したけどドロドロ状態が続いてた」と後から連れ合いに聞かされました。

さらに数日が過ぎておっちゃんもかなり回復しました。歯ブラシを持たされれば自分で歯磨きができるようになってました。
そんなある時、連れ合いがおっちゃんに歯磨きさせようとしたらおっちゃんは
「 外回り仕事に出ないといけないから 」 と拒否。
外回りの仕事って十年以上昔に辞めてんだけど・・・・・(笑)
すかさずおっちゃんの連れ合いは
「 外回りに行くなら綺麗にしなきゃね♪ 」 と上手く誘いこみ、、、、、
おっちゃんは渋々歯ブラシを持ったそうな。。

さすがだぜぃ!連れ合い!

ま、この他にも黙って拒否したりとか無反応だったりってのもあったそうです。

この頃、イトコや友人が次々に見舞いに来てくれたそうです。が、おっちゃんは覚えてません。
おっちゃんが 「 様 」付け であがめている 「 メロン 」 を持参でイトコが見舞いにきてくれて、おっちゃんはそれをしっかり食ったらしいんだけど、まったく覚えてません。。。。。。
入院から十日が過ぎた頃、ようやくオシッコの管が入っているとか紙オムツを着けている事におっちゃんは気付いたそうです。便失禁したのをおっちゃん自身が報告したそうな。
「気付いたそうです」ってのは、連れ合いが日記に書いたけどおっちゃんは覚えてない。。。(しょうがないやね)

入院から16日後、「今日は何月何日?何曜日?」の質問にようやく答えられたそうです。
この頃からベッドから降りて立ち上がるようになったそうです。
が!、立ち上がるのがやっとで歩くなんてとんでもない!
まずはベッドにつかまって足踏みを繰り返すリハビリを開始しました。


◎入院中の様子、に戻る このページの先頭にもどる


◎医師の診察と診断
入院した病院に神経内科の医師は常勤してなくて週に何回か大学病院から来ていたらしい。

神経内科って?
神経内科は脳や脊髄、神経、筋肉の病気をみる内科です。
精神科や心療内科とは違います。
精神的な問題からではなく、脳や脊髄、神経、筋肉に病気があり、体が不自由になる病気を扱います。

神経内科の医師から問診を受け、その医師が検査結果を見た上で「ヘルペス菌は脊髄液から出ていないけれど症状から言ってヘルペス脳炎に間違いない。まあ、糖尿もあるから感染しやすいしね」と診断を下されました。

問診。。。。。おっちゃん自身「質問されている」と記憶に残っているのは退院間際になってからです。問診の内容には色々とありました。その中の一つに「100引く7はいくつ?」、「そこからもう一度7を引くといくつ?」、「また7を引くと?」と言うのがありました。
「93」は言えたんですよ、その次が・・・・・・・・
「93から7を引くと言うと、3にいくつ足すと7になるんだっけ??あれ??97に7足すのか??あれ?107から5引くのか??あれ〜〜?????」
そんな事が断片的に記憶に残ってます。

それから「これから言う三つの言葉を覚えてね。後から三つの言葉が何だったかを聞くから。一つめは"バス"、二つめは"カレーライス"、三つめは"ネコ"」。。。。。。。。。。。。
「さっき覚えてと言っていた三つの言葉は何?」
(byセンセ)
「・・・・・・・・・・・・・・・・バス、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
(byおっちゃん)
「食べ物ですね」(byセンセ)
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
(byおっちゃん)
「辛くて学校の給食で人気がありますね」(byセンセ)
「・・・・・・・・・・・・・・・・・カレーライス!」
(byおっちゃん)
「・・・・・・・・・・・・・・・う゛〜〜〜〜〜〜〜ん゛・・・・」
(byおっちゃん)


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◎退院後の経過と様子
無事に退院しました。
退院したとは言っても「日常生活が問題なくおくれるか?」と言うとそう言う事ではなく・・・・・
ま、何もしなければそれはそれで問題は無かったんすよ。
何かをしようとすると、とんでもない事をやってました。
連れ合い曰く、「目が放せない状態」だったらしい。。。。。

「あれをやって」「これをやって」と指示を出さないと、おっちゃんはただじっと動かずにいたそうです。しかも「あれをやって」と連れ合いに指示されていざおっちゃんが動くと、全く理解できないような動きをしていたそうです。


夕飯の仕度をしている最中、「今日のインゲンは胡麻和えにしよう」となったそうです。で、おっちゃんがとった行動は「洗いゴマ」を茹でインゲンにパラパラパラ・・・
連れ合いが「何やってんのっ!」と思わず叫んだら「何って胡麻和えだべ?」とおっちゃん。。。
おっちゃんは何気に料理します。我が家はお金をかけるグルメではないけど「美味しさの為のひと手間」かけるのはいとわない家です。胡麻和えを作る時は洗いゴマを煎ってからすり鉢ですり、砂糖・醤油・塩・だし汁で味を整えるという事をやってました。だから、おっちゃんは胡麻和えの作り方を熟知してます。
それなのに「洗いゴマをただふりかけて終了」としたのと、味を調えなければならないって事をすっかり解からなくなっているおっちゃんが、連れ合いにはとてもショックだったようです。
ま、これ(インゲン胡麻和え事件)と連動して。。。ってわけではないけど何を食べても「味覚」がおかしかったですねえ。連れ合いは「えっ?!いつもの味付けだよ?!」とは言っていたんすが、味がしない。。。。。
試しに連れ合いが「しょっぱく」した物を用意してみたんすが、おっちゃんには「しょっぱさ」が解からなかったです。しょっぱいが解からないだけではなくて、甘い・酸っぱい・苦い等々も解からなかった気がします。
この「味がしない状態」は一ヶ月くらい続きました。


「お風呂にお湯溜めて」と連れ合いから指示がありました。おっちゃんは風呂場の蛇口をひねって・・・・・。おっちゃん家の給湯器は設定した湯量が出るとアラームが鳴ります。ところがいつまで経ってもアラームが鳴らない。。。。。
連れ合いが風呂場にすっ飛んで行ったら、お湯ではなくて水の蛇口が全開になっていて尚且つ浴槽には溜めていなかったそうです。



退院後に神経内科受診
入院中に診察してくれた神経内科の医師から
「検査データを渡すから神経内科のある病院で再度診察を受けてね。ミトコンドリア脳筋症の可能性も否定はできないし・・」と言われたおっちゃん。

データ渡すから神経内科にきちんと受診しろって実は連れ合いから聞いた事なんですがね。(笑)

退院してから一週間かそこいらで、糖尿病かかりつけの病院に神経内科があるから行きました。当然、連れ合いも同行しました。いや、おっちゃんが同行した?!
その頃のおっちゃんは「ポヤ〜ンとしていた」と連れ合いが言ってましたけど、診察は緊張してました。いや、してたはず。。してたかも・・・・・

神経内科のセンセ曰く、
「う〜ん、そ〜ね〜、ヘルペス脳炎だったみたいだねぇ。言語療法士さんの面接を受けて高次機能(知覚、随意運動、思考、推理、記憶など)障害が残っているか調べましょう。あ、それから筋電図検査もしよう。えっ?!ミトコンドリア脳筋症の確認だよ」

その足で糖尿病の主治医にもご報告。。。
「大変だったんだねえ」(by糖尿病のセンセ)

あっ、そ。。。
なんだか神経内科のセンセも糖尿病のセンセもあっさりね。
(後から解かったんだけど、診察時のおっちゃんの様子から身体的な障害は診て取れないから安心してたんすね)


言語療法士さんの面接、連れ合いも同席しました。連れ合い曰く「もうねぇ、療法士さんが質問してからおっちゃんが答えるまで何分もかかってたのよ!それだけ時間かかって返答してたの解かってた?聞いてるわたしの方がイライラしちゃったわよ」
いや〜、おっちゃんは質問された事に即答していたんすが・・・・・・・・・・いや、自分では即答してたつもり・・・・・・なんですよねぇ。


この、返事が遅い・反応が鈍いってのは、かなりの期間続きました。親しい友達曰く「おっちゃんの会話には以前から間(マ)が入ってたよ。"考えてる"って程度の間(マ)だったけど、ヘルペスになってからの間(マ)は"コイツの頭はいっちゃってんのか?!それとも俺の事をバカにしてんのか?!"ってくらいになったな」
いや〜、頭の中で整理しながら話そうとしてたのかな?!でもおっちゃんは以前と変わりなく過ごしていたはずなんですが・・・・・・

この友達から「以前のおっちゃんにだいぶ戻ってきたな」と言われたのは、退院から一年が経ってからの事でした。


なんだかんだと書いてきましたが、おっちゃんは「ヘルペス脳炎状の症状」すなわち「疑ヘルペス脳炎」(ちょっと解かりにくいけど・・)で40日程入院をして、退院後にも色々な検査を受けました。
退院後の検査は主に「脳に障害(高い次元の機能障害)が残っていないか」を調べた様子です。それらの検査の結果と診察時のおっちゃんの様子から「身体障害も高次機能(知覚、随意運動、思考、推理、記憶など)障害も見られない」と判断されました。

ヘルペス脳炎と言われて入院してたのに
何の障害も残らなかったのは
すごく良い事でした♪


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